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JBL 4344 MKIIとは?進化したモニタースピーカーの魅力と中古市場での価値

JBLの4340シリーズは、1970年代から80年代にかけて数多くのスタジオやリスニングルームで活躍したモニタースピーカーです。その中でも4344 MKIIは、4343や4344の系譜を受け継ぎながらさらなる改良が加えられたモデルとして、今もビンテージ市場で高い人気を誇ります。本記事では、4344 MKIIの仕様や魅力、そして中古市場での価値について詳しく解説します。

JBL 4344 MKIIとは?

登場の背景と発売時期

4344 MKIIは1990年代前半に登場しました。4343シリーズや4344の完成度をさらに高め、現代的なスタジオ環境やハイエンドオーディオファンのニーズに応えるために設計されたモデルです。JBLの伝統である4ウェイ構成を継承しつつ、ユニットの刷新やネットワーク設計の進化により音質面での改良が行われました。

基本仕様とユニット構成

4344 MKIIは4ウェイ・バスレフ型の大型モニタースピーカーで、ユニット構成は以下の通りです。

  • 低域:38cmウーファー(ME150HS)
  • 中低域:25cmミッドバス(2123H)
  • 中高域:50mmホーンドライバー(275Nd+ホーンレンズ)
  • 高域:スロットツイーター(2405H)

サイズは高さ約105cm、重量は1台あたり80kgを超える大型機で、設置には十分なスペースと堅牢な床環境が必要です。

4343から4344、そして4344 MKIIへの進化

ウーファーの刷新による低域の向上

4343から4344への進化では38cmウーファーが改良され、さらに4344 MKIIでは新開発のME150HSが採用されました。これにより低域の伸びと明瞭さが増し、従来の4343では再現しきれなかったレンジ感と解像度を実現しました。

ホーンとツイーターの改良点

中高域を担うホーンドライバーにはネオジウム磁気回路を採用した275Ndが導入され、従来よりも軽快でスピード感のある音質を実現。さらに高域のスロットツイーター2405Hと組み合わせることで、鮮烈かつ伸びやかな高域再生を可能にしました。

クロスオーバー設計の進化

ネットワーク回路も見直され、クロスオーバー周波数は340Hz / 1.3kHz / 8kHzに設定。帯域のつながりがスムーズになり、スタジオモニターとしての正確さと音楽性の両立を高めています。

JBL 4344 MKIIの音質的な魅力

スタジオモニターならではの正確さ

4344 MKIIはプロフェッショナルモニターとして開発されているため、音の定位やバランスが非常に正確です。録音現場での信頼性はもちろん、家庭オーディオでもクリアで解像度の高いサウンドを楽しめます。

音楽的な豊かさとの両立

正確さだけでなく、音楽を聴く楽しさも提供してくれるのが4344 MKIIの魅力です。38cmウーファーによる迫力のある低音、ホーン型ドライバーの力強い中域、スロットツイーターの繊細な高域がバランス良く調和し、あらゆるジャンルを豊かに再現します。

ジャンルを問わない万能性

ジャズやロックのエネルギッシュなサウンドはもちろん、クラシックやボーカルの繊細な表現も得意とします。まさにオールラウンドに対応できる万能スピーカーとして、多くのファンを魅了し続けています。

中古市場での価値と査定ポイント

ビンテージJBLの中での位置づけ

4344 MKIIはビンテージJBLの中でも比較的新しい世代に属しますが、完成度の高さから中古市場では常に高い需要があります。状態の良い個体はペアで50万円以上の査定が付くこともあり、海外バイヤーからの需要も強いモデルです。

高額査定につながる条件

  • オリジナルユニット(ME150HSなど)が揃っていること
  • エッジやダイヤフラムの状態が良好であること
  • 外装キャビネットに大きな傷や劣化がないこと
  • サランネットや取扱説明書、元箱など付属品の有無

修理歴や改造歴がなく、純正状態を保っているほど高額査定につながります。

まとめ|4344 MKIIが今も愛される理由

JBL 4344 MKIIは、4343や4344の伝統を受け継ぎながら進化を遂げた名機です。スタジオモニターとしての正確さと、リスニングスピーカーとしての音楽的な楽しさを兼ね備え、ビンテージ市場でも高い評価を受けています。手放す際には専門のオーディオ買取業者に査定を依頼し、その真の価値をしっかりと見極めてもらうことをおすすめします。

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2025年09月23日

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