「YAMAHA GT-2000について」

YAMAHAの名機「GT-2000」は、アナログオーディオファンから今なお根強い人気を誇るターンテーブルです。
今回はGT-2000の魅力・特徴・中古市場での買取相場などを詳しくご紹介します。
■GT-2000とは?|概要と歴史

GT-2000は、YAMAHAが1982年に発売したアナログターンテーブルで、強靭なトルクと圧倒的な重量で話題を呼びました。発売当時から“国産最高峰”と称され、プロ・オーディオマニアにも愛用され続けた名機です。
■GT-2000の魅力

① “GT=Grand Torque(グランド・トルク)”の名にふさわしい圧倒的駆動力
・GT-2000の名前の由来でもある「グランドトルク」は、当時としては驚異的な高トルクのダイレクトドライブモーターを搭載していることに由来します。
これにより、回転の安定性と静寂性を両立し、音の立ち上がりや力感に優れた再生音が得られます。
② 4kg超の砲金製プラッターが生む静寂と力強さ
・ターンテーブルには、高密度・高慣性の砲金(真鍮合金)を採用。その重さ(約4.5kg)により、外部振動の影響を受けにくく、ピッチの安定性も抜群。
この物理的な“重さ”が、どっしりとした音像定位と重厚な低音を支えています。
③ 30kg近い超重量級ボディによる共振対策
GT-2000は本体重量が28~30kg(ラック含むと40kg超)にも及びます。
この設計は、外部からの振動をシャットアウトするだけでなく、内部の共振までも徹底的に排除するため。音に「芯」があり、奥行き・スケール感に優れた音場表現が可能です。
④豊富なカスタマイズ・オプション性
- GT-2000L:ロングトーンアーム(YA-39)搭載モデル
- GT-2000X:ベルトドライブ対応・上位トーンアーム(YPB-1)搭載
- YGT-1:専用ラックでさらなる防振対策
- バキューム式ディスクスタビライザーなども一部存在
これらの純正アップグレードが多く、マニアにとっては所有の満足度が非常に高い点も魅力です。
⑤海外でも高評価の“国産ターンテーブルの最高峰”
GT-2000は、今や日本国内だけでなく海外のヴィンテージオーディオ市場でも高く評価されており、特にアジア圏・欧州圏では高値で取引されることもあります。
「国産アナログプレーヤーの完成形」として、ジャンク品でも買い手がつくレベルの需要があります。
■主な特徴

砲金製ターンテーブル(4kg超)
ハイトルク・ダイレクトドライブモーター
重量級ボディ(本体重量 28kg以上)
別売オプション(GT-2000L、GT-2000X、YGT-1、YPB-1など)でグレードアップ可
■GT-2000の買取相場(2025年時点)
モデル | 状態 | 付属品 | 買取目安価格(相場) |
GT-2000(無印) | 良好 | 純正シェルあり | 50,000~80,000円 |
GT-2000L | 美品 | 純正ダストカバー付き | 80,000~120,000円 |
GT-2000X | 上位モデル | 希少・動作品 | 150,000~250,000円 |
GTラック / YGT-1 | 単品のみ | 希少 | 50,000円前後 |
ジャンク品(電源不良など) | 可 | 部品取り可 | 20,000~40,000円 |
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2025年05月09日
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