公開日:2025年6月
最終更新:2025年6月
ゼンザブロニカ SとS2の違いとは?見分け方と買取価格のポイントを解説

ゼンザブロニカ S2は、ブロニカを代表する中判フィルムカメラです。中古市場でも最も多く見かけるモデルがこの「S2」であり、当時もプロ・アマ問わず広く支持されていた人気機種でした。
今回は「ゼンザブロニカ S」と「ゼンザブロニカ S2」の見分け方をご説明します。機種によって買取価格も異なりますので、ぜひご自身のモデルと見比べてみてください。
ZENZA BRONICA SとS2の基本的な違い
見分けの最大のポイントは「ヘリコイド」
「ゼンザブロニカ S」と「S2」を見分ける最大の特徴は、ヘリコイドの構造の違いです。
✅ ゼンザブロニカ S:ボディ内蔵のヘリコイド機構。右側のハンドルを回すと、ボディ前面(レンズマウント部)が前後に動く。
✅ ゼンザブロニカ S2:レンズ交換式の外付けヘリコイドユニットを採用。ハンドルを回すと、レンズ全体がユニットごと前後に動く。


S2の外観と構造の特徴
レンズを外すとわかる「外付けヘリコイド」
下の写真は、ゼンザブロニカ S2のレンズを取り外した状態です。ヘリコイドが独立しており、レンズとボディの間に装着する構造になっています。一見やや複雑ですが、S2の大きな識別ポイントでもあります。
弊社ではこのような特徴を熟知したスタッフが査定を行いますので、安心してご相談ください。

「n」のロゴの形でも見分けが可能
SとS2で異なるロゴデザイン
正面ゼンザブロニカのロゴに含まれる小文字の「n」に注目してみましょう。
✅ ゼンザブロニカ S:比較的直線的な「n」
✅ ゼンザブロニカ S2:筆記体風で流れるような滑らかな「n」
見分けが難しい場合もありますが、ロゴの字体の違いも判断材料になります。


S2の「前期型」と「後期型」の違いとは?
前期型はややトラブルが多め
前期型はS2の初期に生産されたモデルで、ミラー駆動部やヘリコイドユニットの不具合が出やすい傾向があります。内部構造がデリケートなため、完動品の数も減少しつつあります。
後期型は信頼性が高く中古市場でも人気
後期型では、以下のような改良が加えられています。
✅ ミラーの作動精度・耐久性が向上
✅ヘリコイドの動作がよりスムーズに
✅故障が少なく、中古市場での評価が高い
そのため、後期型の方が状態が良く価格も高めに設定される傾向にあります。


ZENZA BRONICAの売却をご検討中の方へ
ご自宅に眠っている古いカメラはありませんか?長期間保管しておくと故障やカビの原因にもなります。ゼンザブロニカ SやS2も、状態が良ければ高価買取が期待できるモデルです。弊社ではモデルごとの違いも把握したスタッフが在籍しており、正確な動作チェックや型番判別を行ってから査定しております。
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2025年06月12日
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