公開日:2025年12月
最終更新:2025年12月
今買える“粒子が美しいフィルム”5選(2025年版)

今買える“粒子が美しいフィルム”5選(2025年版)
― 初心者からハイアマチュアまで満足できる選び方
1. はじめに ― 「粒子が綺麗」はフィルム最大の魅力
フィルム写真の魅力といえば、 デジタルでは再現できない“粒子(グレイン)”の美しさです。
しかし、フィルムによって粒子の大きさ・出方・階調は大きく異なり、 目的によって選ぶべきフィルムも変わります。
この記事では、2025年現在「まだ買える」「安定供給されている」中から、 粒子が最も美しい5本を厳選して紹介します。
2. Kodak PORTRA 160 ― 世界中のプロが愛する“最強の階調”
ポートレートの代名詞・PORTRAシリーズの中でも、 最も粒子が細かく、最も階調が豊かなフィルム。
- 粒子が極小で滑らか
- ハイライトの粘りが圧倒的
- 肌が非常に綺麗に写る
- 淡い色合いで編集耐性も高い
逆光のポートレートやドレスシーンなど 光を綺麗に写したい人に最適です。
3. FUJIFILM PRO 400H(在庫限り) ― “柔らかい粒子”の代表格
惜しくも生産終了しましたが、2025年時点では まだ市場に出回る数少ない在庫が購入可能。
PRO400Hは富士らしい青と緑の階調の美しさが特徴で、 他のフィルムでは代替できない独特の柔らかさがあります。
- 粒子が細かいのに柔らかい
- 淡いトーンが再現される
- ナチュラル・透明感のある描写
風景・ポートレートともに万能で、クラシックな質感が好きな人へ。
4. Kodak Ektar 100 ― デジタル級の解像度を誇る“最シャープ系”
エクターは、 現存するカラーネガで最も粒子が細かいフィルムと言われるほど、 驚異的な解像度とシャープネスを誇ります。
- 極めて高い解像度
- ビビッドな色(特に赤と青)
- 粒子はほぼ見えないレベル
旅行写真・街撮り・コンパクトカメラでも とにかくカッチリ写したい人に最適です。
5. Kentmere 100 / 400 ― “価格と粒子のバランス最強”の白黒フィルム
ILFORD傘下の廉価ブランドですが、 粒子の揃い方・階調の滑らかさが非常に優秀。
- 粒子が均質で扱いやすい
- コントラストが高すぎず適度
- 価格が手頃で練習にも使える
白黒を始めたい初心者から、 街撮りを毎日楽しむスナップ派までおすすめできます。
6. CineStill 800T ― 夜の粒子が美しすぎる“映画フィルム”
シネマ用フィルムを静止画用に調整した独自の作品系フィルム。 ネオン・夜景・バー・暗所での撮影に圧倒的な強さを発揮します。
- 美しいハイライトのハレーション
- 粒子が映画的で雰囲気がある
- 夜の光源を魅力的に写す
“映画のワンシーンのような写真”が撮りたい人にぴったりです。
7. 用途別・粒子が美しいフィルムの選び方
■ とにかく粒子が細かい → PORTRA 160 / Ektar 100
- 解像感・滑らかさ重視
- 作品撮りにも最適
■ 透明感・柔らかさ → PRO400H(在庫限り)
- 淡いカラーが好き
- Naturaなど富士カメラとの相性抜群
■ 夜の雰囲気・映画的描写 → CineStill 800T
- ネオン・暗所に強い
- 独自のハレーション表現
■ 安く練習しつつ粒子も綺麗 → Kentmereシリーズ
- 価格が最も手頃
- 白黒フィルム入門に最適
8. まとめ ― 粒子にこだわるとフィルムがもっと楽しくなる
粒子はフィルム写真の“質感そのもの”です。 あなたの好みの粒子を知ることは、 フィルム沼に一歩近づく最も大切なプロセスともいえます。
2025年に買うなら、次の5本を選んでおけば間違いありません。
- Kodak PORTRA 160
- FUJIFILM PRO400H(在庫限り)
- Kodak Ektar 100
- Kentmere 100 / 400
- CineStill 800T
それぞれに違う“粒子の美しさ”があり、 カメラやシーンに合わせて使い分けることで、 作品の幅が一気に広がります。
2025年12月14日
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