フィルム一眼レフカメラ買取事例
ZENZA BRONICA S2

ZENZA BRONICA ゼンザブロニカ S2 をお買取させていただきました。

ゼンザブロニカ S2は、ブロニカを代表する中判フィルムカメラです。中古市場でも最も多く見かけるモデルがこの「S2」であり、当時もプロ・アマ問わず広く支持されていた人気機種でした。

今回は「ゼンザブロニカ S」と「ゼンザブロニカ S2」の見分け方をご説明します。機種によって買取価格も異なりますので、ぜひご自身のモデルと見比べてみてください。

「ゼンザブロニカ S」と「S2」を見分ける最大の特徴は、ヘリコイドの構造の違いです。

「ゼンザブロニカ S」では、ボディ内蔵のヘリコイド機構が使われており、右側のハンドルを回すと、ボディ前面（レンズマウント部）が前後に動く構造になっています。一方、「ゼンザブロニカ S2」は、レンズ交換式の外付けヘリコイドユニットを採用しており、ヘリコイド自体がレンズとボディの間に装着される独立ユニットです。ハンドルを回すと、レンズ全体がヘリコイドと一緒に前後に移動します！

上の写真は、ゼンザブロニカ S2のレンズを取り外した状態です。ご覧のとおり、ヘリコイドがレンズから外れる仕組みとなっており、外付けユニットとして独立しています。やや複雑な機構ではありますが、当社の専門スタッフがしっかりと見極めますので、どうぞ安心しておまかせください！

少々見分けにくい部分ではありますが、正面ロゴの「n」の字体でも判別が可能です。ロゴのアルファベット小文字の「n」が、流れるような滑らかな筆記体風のデザインになっていれば、それは「ゼンザブロニカ S2」です！

ゼンザブロニカ S2には、製造時期によって「前期型」と「後期型」が存在し、この違いが中古市場での評価や価格に大きく影響します。前期型はS2の初期に生産されたモデルで、当時としては高性能な中判カメラでしたが、内部構造にややデリケートな部分があり、特にヘリコイドユニットやミラー駆動部などにトラブルが起こりやすい傾向があります。

その後、こうした問題点を改良して登場したのが後期型で、内部機構の信頼性が大幅に向上しています。特に、ミラーの作動精度や耐久性、ヘリコイドのスムーズさが改善されており、「壊れにくいモデル」として高く評価されています。そのため、中古市場では後期型の方が状態の良い個体が多く、価格も前期型に比べて高めに設定される傾向があります。

外観だけでは見分けがつきにくいこともあり、購入や査定の際には注意が必要です。弊社では、こうしたモデルごとの違いについても把握した専門スタッフが在籍しており、前期・後期の判別や動作チェックを丁寧に行っております。安心してお任せいただければと思います。

ZENZA BRONICA（ゼンザブロニカ）買取事例一覧

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