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最終更新:2025年11月

CONTAX RTS/AX/Aria 一眼レフの知られざる魅力

CONTAX RTS/AX/Aria 一眼レフの知られざる魅力 ― ポルシェデザインと変態AFが創り上げたY/Cシステムの哲学

1. はじめに ― コンパクトの陰に隠れた「プロの道具」

CONTAX(コンタックス)というと、T2やT3といった高級コンパクトカメラのイメージが強いかもしれません。しかし、CONTAXが1975年に京セラ(旧ヤシカ)とカール・ツァイスの協業で復活を果たしたのは、一眼レフカメラの**「RTS(Real Time System)」**からでした。
RTS、AX、AriaといったCONTAXの一眼レフシステムは、**最高のCarl Zeissレンズ**を装着し、ライバル機にはない**独創的な技術とデザイン**を持つ、「知られざる銘機」の宝庫です。


2. 魂のフラッグシップ:RTSシリーズの「ポルシェデザイン」

RTSシリーズは、CONTAX一眼レフの代名詞であり、そのデザインは**ポルシェデザイングループ**が担当しました。

     
  • **ポルシェデザイン**:レバーやダイヤルといった操作部を、**人間工学に基づいて配置**。撮影者の意思と一体となって動く、機能美を追求したデザイン哲学を持つ
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  • **フェザータッチシャッター**:シャッターボタンに軽く触れるだけで露出計が作動し、シャッターが切れる**鋭敏なレリーズフィーリング**が特徴
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  • **RTS IIIのバキューム機構**:最終モデルRTS IIIでは、フィルムを背面から吸引し**平面性を高める**機構を搭載。超精密な描写力を実現した

RTSは、NikonやCanonのプロ機とは異なる、**ヨーロッパ的な洗練された操作感**を提供しました。


3. 変態AF機:CONTAX AXの「逆転の発想」

1996年に登場した**CONTAX AX**は、カメラ史に名を刻むほどの独創的なAF機構を搭載していました。

     
  • **マニュアルレンズをAF化**:従来のMF(マニュアルフォーカス)レンズをAFで使用可能にするため、**「レンズを動かすのではなく、フィルム面(フランジバック)を前後させる」**という逆転の発想を採用
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  • **バックフォーカシング**:フィルム面が最大10mmも稼働。これにより、レンズ側のピントリングを回さずともAFが機能する、**画期的なAFシステム**を実現
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  • **接写性能の向上**:このバックフォーカシング機構を応用することで、装着レンズの最短撮影距離を上回る**マクロ撮影**も可能になった

CONTAXの**「技術的な野心」**を象徴する、非常にユニークな一台です。


4. 小型・高性能の優等生:CONTAX Aria

1998年登場の**CONTAX Aria**は、RTS系のタフネスさとは対照的に、小型・軽量・高機能な優等生として人気を博しました。

     
  • **小型軽量**:一眼レフながらOM-1に匹敵する**460g**という軽量ボディを実現。女性写真家などにも支持された
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  • **評価測光の初搭載**:CONTAX一眼レフとして初めて**評価測光**を搭載。露出の自動決定精度が高く、初心者でもツァイスレンズの描写を気軽に楽しめるようになった

Ariaは、**「誰でもツァイスの描写を楽しめる」**という、CONTAX一眼レフの普及に貢献しました。


5. 買取・販売について

当店 買取の鶴岡 では、
お客様がお持ちのカメラ・レンズを**積極的に査定し、幅広くお取り扱い**しております。
CONTAXの**RTS(I, II, III)**、**AX**、**Aria**といった一眼レフボディと、それらに装着する**Y/CマウントのCarl Zeiss交換レンズ**は、その価値を丁寧に評価いたします。特に、**AXの完動品**や、**RTS IIIの美品**は査定の対象です。ご売却・ご購入の相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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2025年11月11日

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