公開日:2025年11月
最終更新:2025年11月
なぜ2020年代にフィルムカメラが再ブーム?若者が惹かれる“デジタルにはない魅力”とは

なぜ2020年代にフィルムカメラが再ブーム?若者が惹かれる“デジタルにはない魅力”とは
2020年代に入り、フィルムカメラの人気が再び急上昇しています。 SNSでは「#film」「#filmcamera」「#写ルンです」などの投稿が爆増し、 特に10代〜20代の若い世代がフィルムカメラを手に取る姿が目立ちます。
なぜデジタル全盛の時代に、わざわざ不便で手間のかかる“アナログ”が支持されているのか? この記事では、その理由を分かりやすく掘り下げていきます。
1. フィルムだけが持つ「質感」と「偶然性」が新鮮
フィルム写真には、デジタルには出せない独特の表現があります。
- 粒状感(グレイン)が生むアナログらしさ
- 露出のズレや光漏れが“味”になる
- 色の出方がフィルムごとに全く違う
スマホアプリのフィルターでは真似できない「本物のアナログ感」を楽しめるのが、 若者の間で「逆に新しい」と評価されている理由です。
2. 撮れる枚数が限られているからこそ、1枚に向き合える
デジタルやスマホでは、何千枚でも連写でき、不要な写真はすぐ削除できます。 一方フィルムは、1本で24枚・36枚など“限られた枚数”しか撮れません。
この制限があるからこそ、若い世代は “写真と真剣に向き合える” と感じています。
撮影者の声には以下のようなものがあります。
- 「1枚を大切に撮るようになった」
- 「構図を考えるようになった」
- 「撮る瞬間に集中できる」
制限があるからこそ得られる楽しさは、デジタル時代の若者にとって新鮮です。
3. “撮ってすぐ見れない” ワクワク感とストーリー性
フィルムは撮ってすぐに結果を確認できません。 現像して、ネガをスキャンして…という工程を経て、ようやく写真と対面します。
この“待つ時間”こそ、フィルムの醍醐味。
現像が仕上がって写真を見ると、
- 思い出していなかった瞬間が写っている
- 光の入り方で思わぬ良い写真が撮れている
- 旅の記憶が蘇る
まるで「タイムカプセル」のような体験が魅力で、 スマホにはないストーリー性が若い世代にも刺さっています。
4. SNS映えする“フィルムらしさ”が人気を後押し
Instagram・TikTokで「フィルムルック」がトレンド化しており、 フィルムらしい淡いトーンや光の滲みが“映える”と人気です。
特に人気のある作例ジャンルは:
- 旅スナップ
- 日常のポートレート
- 街の風景
- 喫茶店・レトロな店内
フィルムカメラは「加工に頼らず雰囲気が出る」ため、 自然で透明感のある写真を好む若者の間で愛用者が増えています。
5. “物としての魅力”が高い。持ち歩きたいデザイン性
フィルムカメラの多くはメタル外装で、小さく、クラシックなデザインが魅力です。
特に人気のポイント:
- サイズが小さくファッションに馴染む
- レトロでかわいいデザイン
- 使っていてテンションが上がる
カメラ自体が“ファッションアイテム”として認識され、 若い世代がストラップをつけて街を歩く姿も増えています。
6. 初めての人に人気のフィルムカメラ
これから始める人に向け、特に人気の機種を紹介します。
● OLYMPUS μ-II(ミュー2)
コンパクトで高性能。初心者から上級者まで幅広く愛される名機。
● Nikon FM2
丈夫で壊れにくく、メカニカルな操作が楽しい一眼レフ。
● Canon AE-1
軽くて扱いやすく、価格も比較的手頃で入門に最適。
まとめ:デジタル世代にこそ刺さる“アナログの体験価値”
デジタルの便利さが当たり前になった今、 “アナログだからこそ味わえる体験”がフィルム人気を支えています。
写真の質感だけでなく、撮影のプロセスそのものが楽しい。 それが、2020年代のフィルムブームの本質だと言えます。
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