公開日:2025年11月
最終更新:2025年10月
CANONにまつわる物語

CANONにまつわる物語 ― 「連写一眼」で市場を拡大し、「EOSシステム」で未来を創った革新の歴史
1. はじめに ― 「技術のキヤノン」が築いた二つの革命
CANON(キヤノン)のカメラの歴史は、ライバルNikonとの競争の中で、常に**革新的な技術**によって市場を塗り替えてきた物語です。その歴史の中で、キヤノンは特に二つの大きな革命を成功させました。
一つは、一眼レフを一般層に普及させた**「連写一眼(AE-1)」**による価格と機能の革命。そしてもう一つは、デジタル時代への道筋を作った**「EOSシステム」**によるマウントの大変革です。
2. 第一次革命:「連写一眼」AE-1による一眼レフの普及
1976年に発売された**Canon AE-1**は、一眼レフカメラの歴史における最大のゲームチェンジャーの一つです。それまで高価で専門的な道具だった一眼レフを、一般の人々にも手の届く存在にしました。
- **マイクロコンピューター内蔵**:一眼レフとして世界で初めてCPUを搭載。部品数を大幅に削減し、**低価格化**と**高性能化**を両立
- **シャッター速度優先AE**:AE(自動露出)を搭載し、初心者でもブレを防ぎやすい**シャッター速度優先AE**を採用
- **「連写一眼」のキャッチフレーズ**:同時発売のワインダーを装着することで連写が可能に。このキャッチフレーズが若者を中心に大ヒットし、発売からわずか1年半で**累計生産100万台を突破**
AE-1は、カメラを「写真愛好家の道具」から**「一般層の趣味」**へと変えた、歴史的な名機です。
3. 第二次革命:EFマウントと「EOSシステム」の誕生
1987年、キヤノンはフィルム一眼レフのAF化の波に乗るため、従来のFDマウントとの互換性を断ち切り、**「EOS(Electro-Optical System)」**と**「EFマウント」**という画期的なシステムを導入します。
- **「完全電子化」の賭け**:マウントを電気接点のみとし、ピント合わせや絞り制御をすべて電気信号で行うシステムに全面移行
- **高速AFの実現**:レンズ側にAFモーターを搭載(USM/超音波モーターなど)し、**高速・高精度なAF**を実現。望遠レンズなどでのAF性能が飛躍的に向上
- **大口径マウントの先見性**:EFマウントはフランジバックが短く、大口径化に対応できる設計だったため、**F1.0のような超大口径レンズ**の開発を可能にした
この大胆なマウント変更と**「電気通信によるシステム制御」**という先見性が、キヤノンをデジタルカメラ時代のリーダーへと押し上げる礎となりました。
4. 買取・販売について
当店 買取の鶴岡 では、
キヤノンの**歴史的銘機 F-1、New F-1**、**ベストセラーのAE-1 PROGRAM**、そして**EOS-1V**といったフィルム機全般に加え、FDマウントおよびEFマウントの**高性能レンズ(Lレンズ含む)**を**積極的に査定し、幅広くお取り扱い**しております。
特に、FDマウントの銘玉は中古で手頃な価格帯にありながら、描写が美しいため人気です。お客様の大切なキヤノン製品の価値を丁寧に評価いたします。ご売却・ご購入の相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
**CANONの歴史**は、常に**「ユーザーの使いやすさ」と「技術の革新」**を両輪として進んできました。「連写一眼」による普及と、「EOSシステム」による未来の創造。キヤノンのカメラを手にすることは、その揺るぎない技術と哲学に触れることに他なりません。
2025年11月01日
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