公開日:2025年10月
CONTAX Tシリーズ ― 高級コンパクトの歴史を築いた名機たち

CONTAX Tシリーズ ― 高級コンパクトの歴史を築いた名機たち
1. CONTAX Tシリーズとは
CONTAX Tシリーズは、1980年代から2000年代初頭にかけて京セラ(YASHICA)が展開した高級コンパクトカメラのラインです。
「小型でも最高の描写を」というコンセプトのもと、ドイツ Carl Zeiss のレンズを搭載し、精密なチタンボディと高級感あふれるデザインで多くの写真家や愛好家を魅了しました。
Tシリーズは時代ごとに進化を重ね、フィルムからデジタルへと展開していきました。
2. 各モデルの特徴
■ CONTAX T(1984年)
シリーズ初代モデル。
高精度の距離計を備えた実測レンジファインダー方式で、Carl Zeiss Sonnar 38mm F2.8 T*を搭載。
チタン製ボディとマニュアルフォーカスによる本格的な操作性が特徴です。
■ CONTAX T2(1990年)
Tシリーズを代表する大ヒットモデル。
オートフォーカスを採用しつつ、絞り優先AEにも対応。チタンボディの高級感と使いやすさを両立しました。
カラーバリエーション(チタンシルバー/ブラック/ゴールド)が存在し、現在も中古市場で非常に高い人気を誇ります。
■ CONTAX Tvs / Tvs II / Tvs III(1994〜2001年)
ズームレンズ搭載モデルとして登場。
Tシリーズの高級感を保ちながら、35〜65mm相当のズーム域をカバーし、旅行や日常撮影に適した万能モデルです。
特にTvs III Blackは、洗練されたデザインと操作性でコレクター人気も高い機種です。
■ CONTAX T3(2001年)
シリーズ最終のフィルムモデルであり、完成形ともいえる存在。
Carl Zeiss Sonnar T* 35mm F2.8を搭載し、驚くほどシャープで立体感のある描写を実現。
チタンボディの洗練されたデザインと小型軽量化が進み、プロからも絶賛される傑作です。
特にTitanium Blackは人気・希少性ともに非常に高いモデルです。
■ CONTAX Tvs Digital(2002年)
Tシリーズのデジタル版として登場。
Zeiss Vario-Sonnar T*レンズを搭載し、デジタル時代にもTシリーズの美しい描写を継承しました。
クラシックな外観を残しつつ、デジタル技術を融合した過渡期の貴重なモデルです。
3. Tシリーズが愛され続ける理由
- Zeissレンズによる圧倒的な描写力 ― シャープさと立体感を両立
- チタンボディの質感 ― 軽く堅牢で所有感を高めるデザイン
- シンプルで美しい設計思想 ― 余計な装飾を排したミニマルな魅力
- シリーズ全体の完成度 ― どのモデルも高い完成度を誇り、用途に応じて選べる
4. 買取・販売について
当店 買取の鶴岡 では、CONTAX Tシリーズ全機種(T / T2 / Tvs / T3 / Tvs Digital など)を高価買取しております。
特にチタンブラック・ゴールド・限定カラーなどはコレクター人気が高く、相場も安定。
販売も行っておりますので、「自分に合ったTシリーズを探したい」という方もぜひご相談ください。
まとめ
CONTAX Tシリーズは、「コンパクトでも最高の写りを」という理念を貫いた名シリーズです。
TからT3、そしてデジタルのTvs Digitalまで、どのモデルにもZeissの魂と京セラの技術が息づいています。
ご売却やご購入を検討中の方は、ぜひ買取の鶴岡へお気軽にご相談ください。
2025年10月06日
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