公開日:2025年11月
最終更新:2025年11月
Nikon名機の魅力特集

Nikon名機の魅力特集 ― FM2・F3・F6が今も愛される理由
1. はじめに ― ニコンが作り続けた「壊れないカメラ」
Nikonは1959年のFシリーズ以来、「堅牢性」「精密性」「実用性」にこだわったカメラ作りを続けてきました。 その伝統はフィルム時代を通して数々の名機を生み、その多くが今も根強い人気を持っています。 本記事では、特に支持の厚いFM2・F3・F6の魅力をまとめて紹介します。
2. Nikon FM2 ― 機械式一眼レフの完成形
1982年に登場したNikon FM2は、完全機械式シャッターを搭載した軽量ボディの名機です。 電池がなくてもシャッターが切れる信頼性は、40年以上経った今でも多くのユーザーに支持されています。
- 1/4000秒・1/250秒シンクロを誇る高性能機械式シャッター
- 軽量&堅牢なボディで、どんな現場でも安心して使用可能
- Ai-Sレンズとの相性が抜群、クラシックレンズの楽しさを最大限に引き出す
- 操作系がシンプルで、フィルム初心者にも扱いやすい
FM2は「使い続けられるカメラ」として現在も愛されており、 特にブラックボディや後期型はコレクターからの人気も高く、 中古市場でも高値が続いています。
3. Nikon F3 ― プロが選び続けた報道の名機
1980年に発表されたNikon F3は、ニコンFシリーズの中でも特に長寿モデル。 デザインは工業デザインの巨匠ジョルジエット・ジウジアーロが手がけ、 赤いライン“レッドライン”はのちのNikonデザインの象徴となりました。
- 電子制御シャッター+極めて高い耐久性
- プロ仕様のファインダー交換システム(HPファインダーが人気)
- 報道・スポーツ現場で絶大な信頼を得たFシリーズの象徴
- シャッターフィーリングの良さと精密な操作性
「壊れない」「狂わない」「信頼できる」。 この3拍子がそろったF3は、プロカメラマンから一般ユーザーまで幅広い層に支持され、 今もフィルム一眼レフの基準として語り継がれています。
4. Nikon F6 ― フィルムAF一眼レフの最終到達点
2004年に登場したNikon F6は、ニコンがフィルム時代に送り出した最後のフラッグシップ機。 フィルムAF一眼レフの技術がすべて集約された、 “フィルムカメラの最終形”とも呼ばれるモデルです。
- Nikon最終世代の高速・高精度AFシステム
- 静粛性と質感が極まった巻き上げ・シャッター音
- 高い耐久性と防塵防滴性を持ったプロ仕様ボディ
- 露出制御・AE精度の高さはデジタル機にも匹敵するレベル
F6は発売当時「こんなフィルムカメラが作れるのか」と衝撃を与えた機種で、 今も“最後のフラッグシップ”として非常に高い評価を受けています。 中古市場でも近年は再評価が進み、安定した人気が続いています。
5. 3機種の個性と選び方
| モデル | 特徴 | おすすめ用途 |
| FM2 | 完全機械式。軽量で壊れにくい、初心者にも最適。 | スナップ、旅、日常撮影 |
| F3 | プロ仕様の高耐久ボディ。電子制御の安定感。 | 作品撮り、報道、スタジオ |
| F6 | フィルムAFの最高峰。静粛性・精度が段違い。 | 動体撮影、精密描写、長期運用 |
6. Nikon名機が今も選ばれる理由
Nikonのフィルムカメラが愛され続ける理由は、 スペック以上に“信頼できること”。 気温、湿度、環境に左右されず、ただ静かに確実にシャッターを切ってくれる。 その信頼感こそが、プロカメラマンからアマチュアまで幅広い層に支持される理由です。
さらに、NikonのAi-Sレンズ群は描写が良く、価格も比較的手に入れやすいため、 「フィルムを始めたい初心者」から「作品制作をしたい写真家」まで どの層にもおすすめできる万能なシステムとなっています。
7. まとめ ― 古びない設計、変わらない信頼
FM2は機械式の理想形、F3はプロの象徴、F6はフィルム最終形。 どのモデルも個性があり、いずれもNikonが積み上げてきた技術の結晶です。 これからフィルムを始める方も、久しぶりに再開したい方も、 この3台のどれを選んでも後悔のない“名機”といえるでしょう。
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2025年11月16日
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