公開日:2025年11月
最終更新:2025年10月
OLYMPUS PEN-FT/F 半額フィルムカメラの魅力

OLYMPUS PEN-FT/F 半額フィルムカメラの魅力 ― フィルム高騰時代を救う、天才設計が生んだハーフサイズ一眼レフ
1. はじめに ― フィルム価格高騰時代に輝く「半額」の価値
 フィルムの価格高騰が続く今、**「1本で2倍撮れる」**ハーフサイズカメラが再注目されています。その中でも、別格の存在感を放つのが、オリンパスが誇る天才設計者・米谷美久氏が生み出した唯一無二のハーフサイズ一眼レフ、**OLYMPUS PEN-F/FT/FV**シリーズです。
 36枚撮りフィルムで**72枚**、24枚撮りなら**48枚**撮影可能という経済的なメリットはもちろん、その独創的な構造と洗練された描写に迫ります。
2. 独創的な設計思想 ― 「F」の美しさと唯一の機構
PEN-Fシリーズは、ハーフサイズカメラでありながら、**レンズ交換式の一眼レフ**という画期的なシステムでした。その独創性は、カメラの内部構造に秘密があります。
A. ポルシェのような流線形デザイン
- **ペンタプリズムレスの軍艦部**:通常の一眼レフにある「おでこ」のペンタプリズムがなく、平坦でスタイリッシュなデザイン。「F」をモチーフにしたエンブレム(初期型PEN-Fのみ)も特徴的です。
 - **小型軽量**:ハーフサイズということもあり、通常の35mm一眼レフと比べて格段に小さく軽量。女性の手にも馴染みやすく、日常のスナップに最適です。
 
B. 横に動くミラーとロータリーシャッター
- **独特のシャッター機構**:省スペース化のため、ミラーが上下でなく**横にスイング**する機構(クイックリターンなし)を採用。また、通常のフォーカルプレーンシャッターではなく、半円状の遮光板が回転する**ロータリーシャッター**を採用しています。
 - **静音性**:これらの機構により、シャッター音が非常に静か。スナップ撮影において、被写体を意識させないというメリットがあります。
 
3. PEN-FTの魅力 ― 「T」が示す露出計内蔵モデル
シリーズの中でも特に人気が高いのが、**PEN-FT**です。
- **TTLナンバー方式**:TTL(Through The Lens)測光の露出計を内蔵。ファインダー内に示される**露出ナンバー**をレンズ側の絞り環に合わせるだけで、適切な露出が得られる親切設計です。初心者でも扱いやすいのが大きな魅力です。
 - **縦長ファインダー**:ハーフサイズは縦横比がフルサイズの半分(17mm×24mm)であるため、ファインダーを覗くと**自然と縦構図**になります。SNSやスマートフォンでの閲覧・シェアとの相性も抜群です。
 
4. F.Zuikoの描写と組写真の楽しさ
標準レンズの**F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8**は、開放からシャープで、自然なボケ味を表現します。
- **クリアな写り**:Zuikoレンズらしい、**抜けが良く、コントラストも良好**な描写。フィルムの粒子感と合わさって、デジタルでは再現できない独自の「味」を生み出します。
 - **組写真(ツインショット)**:ハーフサイズは、ネガを現像・プリントする際に隣り合った2コマをまとめて1枚の写真として仕上げることが可能です。意図的に関連する写真を並べる**「組写真」**という、ハーフサイズならではの表現が楽しめます。
 
5. 買取・販売について
 当店 買取の鶴岡 では、
 OLYMPUS PEN-F、PEN-FT、PEN-FVといったハーフサイズ一眼レフの傑作機を、**積極的に査定し、幅広くお取り扱い**しております。
 特に、**F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8**などのレンズがセットになった美品や、純正の**専用アクセサリー**が揃ったものは、市場価値を最大限に評価いたします。小型軽量で人気が高く、中古市場でも高値で取引されています。PEN-FTシリーズのご売却・ご購入の相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
**OLYMPUS PEN-FT/F**は、フィルム代を「半額」にする経済的なメリットだけでなく、**小型化と高画質を両立したシステム**、そして縦長フォーマットと組写真という**独自の表現力**を持っています。初めてのフィルムカメラとしても、セカンドカメラとしても、所有する喜びを感じさせてくれる一台です。
2025年11月04日
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