フィルム一眼レフカメラ買取事例
ZENZA BRONICA EC-TL

ZENZA BRONICA ゼンザブロニカ EC-TL をお買取させていただきました。

ゼンザブロニカ EC-TLは、1975年に登場した「ZENZA BRONICA EC」の後継機となり、TTL測光機能を搭載した電子制御式中判一眼レフカメラです。

最大の特徴は、ミラー部分に露出計を組み込むという革新的な設計で、これによりボディ単体で測光が可能となりました。従来はファインダー側に露出計が搭載されていましたが、EC-TLではボディ自体に測光機構を持たせることで、ファインダー交換時にも露出計が使用できるようになりました。ウエストレベルファインダーに交換しても露出計がそのまま使えるのは、EC-TLの大きな強みです。

さらに注目すべきは、EC-TLが世界で初めて「絞り優先AE（自動露出）」を実現した中判一眼レフカメラであることです。従来のS系メカニカルモデルとは一線を画す電子制御のブロニカとして、多くの写真家にとって重要な一台となりました。

従来のブロニカレンズをそのまま活かせる設計や、堅牢で重厚感のあるボディ、そして上下に分割して動作する独自のミラー構造によって、静粛性と安定感を兼ね備えた撮影が可能となっています。こうしたバランスの良さも、EC-TLが中判一眼レフの名機として語り継がれる理由のひとつです。

ZENZA BRONICA（ゼンザブロニカ）買取事例一覧

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