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最終更新:2025年11月

Premium Zoom特集 ― 高級ズーム機が再評価される理由

Premium Zoom特集 ― 高級ズーム機が再評価される理由
(CONTAX TVS / Klasse Zoom / 90s高級ズーム文化)

1. はじめに ― なぜ今、ズーム機が注目されているのか?

2020〜2025年のフィルムブームでは、 高級コンパクト=「単焦点」のイメージが強くありました。

しかし最近、中古市場では “Premium Zoom(高級ズーム)”が再び評価され始めています。

代表例はこのあたり:

  • CONTAX TVS / TVS II / TVS III
  • Fujifilm Klasse Zoom
  • Olympus μ Zoomシリーズ
  • Ricoh R series

「ズームは画質が落ちる」という一般的イメージを覆し、 Zoom機ならではの魅力が再発見されているのです。


2. 高級ズームの魅力①:1台で“表現の幅”が圧倒的に広い

ズーム機最大の強みは、 「1台で広角〜望遠まで対応できる」こと。

■ TVSシリーズのズーム域

– TVS / TVS II:28–56mm – TVS III:30–60mm

街スナップからポートレート、旅行まで 1台で完結する万能性が魅力です。

単焦点コンパクトが“画角の固定化”なら、 ズーム機は写真表現の自由度が段違いです。


3. 高級ズームの魅力②:実は「単焦点に匹敵する」高画質だった

高級ズームの評価を上げている最大理由は、 単焦点に負けない(ことも多い)高画質です。

■ CONTAX TVS:Vario-Sonnarの本気

ZeissのVario-Sonnarは、 ズームでありながら以下の特徴があります:

  • キレのあるシャープネス
  • Zeissらしいコントラストの高さ
  • 階調の豊かさ
  • 望遠側の立体感が強い

特にTVS III は、 コンパクトズーム最高峰とすら言われます。

■ Fujifilm Klasse Zoom:フジノンの実力

F2.8–4.9 という明るさを持ちながら、 ズーム全域で色乗りが良く、コーティングの美しさが特徴。

JPEGのような“完成された色”が得られるため、 若年層のファンが増えています。


4. 高級ズームの魅力③:構図の自由度が高く、失敗が少ない

フィルムでは「画角選び」が仕上がりを大きく左右します。

ズームなら、例えば:

  • 背景を整理したい → 望遠側
  • 街の空気を広く入れたい → 広角側
  • 人物を自然な距離感で撮りたい → 標準側

撮影現場で柔軟に選べるため、 フィルム初心者ほどズームが合うという意外な事実があります。


5. 高級ズームの魅力④:単焦点コンパクトに比べ“価格が落ち着いている”

T3やTC-1、GR1 の相場が高騰する中で、 ズーム機は比較的手が届きやすい価格帯にあります。

理由は単純で、 「単焦点=プレミア」という風潮が強すぎた」から。

しかし今、市場が成熟し、 “本当に良いカメラ”が再評価されるフェーズに入りました。

その結果、TVS IIIやKlasse Zoomのような “隠れ名機”が注目されているのです。


6. おすすめ高級ズーム3選(2025年版)

■ ① CONTAX TVS III

最も完成度の高い高級ズームと断言できます。

  • 沈胴式から非沈胴式へ進化した扱いやすさ
  • 写りはT2以上と評価する人も
  • ブラックは希少で人気

■ ② Fujifilm Klasse Zoom

“フィルムなのにフィルムぽすぎない” 独自の写りが魅力。

  • フジらしい発色の良さ
  • 小さく軽い
  • Klasse W/Sよりリーズナブル

■ ③ Olympus μ Zoom 140 / 170

実は写りが良く、軽快で扱いやすいズーム。

  • オリンパスらしい開放の柔らかさ
  • コストパフォーマンス最強
  • フィルム初心者の最初の1台として優秀

7. まとめ ― ズーム機は“再評価の波”が来ている

Premium Zoomが2025年に注目される理由は:

  • 単焦点に匹敵する高画質
  • ズームの表現力で撮影の幅が広い
  • 価格が比較的落ち着いている
  • スマホにない“フィルムらしい色”が楽しめる

フィルム文化の成熟とともに、 かつて“脇役扱い”されていたズーム機が 今、主役級に返り咲こうとしているのです。

「単焦点こそ正義」という時代は終わり、 これからのフィルムは ズームも単焦点も両輪で楽しむ時代になっていきます。

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2025年11月29日

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